今回もお忙しい中、大垣の小周天気功教室におこし頂きありがとうございました。
皆様と、とっても楽しい一時を過ごす事ができました。

今年に入り、「慢性上咽頭炎」について重点的に書かせて頂いています。
なぜなら、多く人にその重要性を知って頂きたいからです。
それと同時に多くの方がこの「根本原因」による不定愁訴で困っておられると思うからです。

この教室にお越しになる生徒さんには、本人の了解のもと、毎回ゼロサーチで体調をチェックさせて頂いています。
その結果からみますと殆どの皆さんが、肩及び首から上の部分にアドレナリンが噴出しています。
それ以外にもお腹、腰辺りからも出ている方も多いです。

それぞれの個所を調べますと、肺経、大腸経、腎経あたりの経絡にダメージをうけています。
この教室で、小周天気功法の練功を実践した後にシャバアーサナでリラックスすると殆どの方は噴出していたアドレナリンが消失します。
しかしこれは一時的な現象で、時間が経過すると元の状態になる場合が多いと思います。

なぜならば、アドレナリンが噴出するのはそれなりの理由があり、それを改善しない限りまた同様の症状が発症すると推定されるからです。
これは、気功に限らず、ヨガ、太極拳、健康体操になどについても言える事です。
それは、人によっては、体のゆがみで合ったり、慢性的な筋肉疲労であったりその他に色々な要因が想定されます。

その大きな要因の一つに「慢性上咽頭炎」があると思います。
体調が今一つであつたり、色々な不定愁訴がありどの病院に行っても原因が特定できない場合は、一度この慢性炎症を疑う必要があると思います。
そのための有効な治療法として、以前も説明させて頂きましたか、EAT(Bスポット)擦過療法があります。
これは、咽頭捲綿糸に塩化亜鉛を染み込ませたものを上咽頭の部分に押し当て擦過する方法です。

岐阜県では今の所、この治療を実施できる病院が4ケ所あります。
しかし、問題なのはその治療方法が医師の技量によって大きなばらつぎあるからです。

事実、私自身県内2ケ所の耳鼻咽喉科で複数回のEAT擦過治療を受けました。
その結果から言うと、医師によって全くと言っていいほど治療方法が違います。
こんなにも違うのかと驚くほどです。

又、同じ医院でも医師により咽頭捲綿糸の擦過方法が違います。
どの耳鼻咽喉科あるいは医師がよいのかは、私の主観がはいるのでここには書けません。
しかしその治療方法が、田中亜矢樹医師、堀田修医師、今井一彰医師などのスペシャリストが行っている方法と同じなのか疑問を持たざるをえません。

堀田修医師が「道なき道の先を診る」医薬経済社の本の中で言っておられるように、一番大切なのは「慢性上咽頭炎の診断と治療の標準化」だと思います。
それがないために今は、それぞれの医師が手探りでやられているような気がしてなりません。

その結果、EAT療法はすごいと聞いたけど何回やっても良くならない。
痛いだけだった。
それほど優れた治療法ではないのではないか。
というような、疑問を持たれる方も多く出てきます。

しかし、それが医師の診断及び擦過治療に問題があったのかは本人にはわかりません。
そのため、そこで治療をあきらめてしまえば、もとのままで症状は良くなりません。
中、軽度の「慢性上咽頭炎」であり擦過治療をしたが効果が認められなかった方は一度自分でやってみる価値のある健康法があります。
次回は、その事について書かせて頂きます。

ただし、重度の「慢性上咽頭炎」で何回もEAT擦過治療をしても回復しない場合は、やはりスペシャリストの医師を訪ねるべきでしょう。

今回は、この辺にして次回素晴らしい健康法を紹介します。
今日はお忙しい中、大垣の小周天気功教室にお越し頂きありがとうございました。