今回もお忙しい中、大垣の小周天気功教室におこし頂きありがとうございました。
皆様と、とっても楽しい一時を過ごす事ができました。

今年に入り「慢性上咽頭炎」について掘田修医師の書かれた本をもとに治療方法などを紹介してきました。
喉、鼻のあたりに違和感があり風邪をひきやすく体調が優れない場合は、耳鼻咽喉科に行かれてEAT治療をされては如何でしょうか。
特に花粉症になっている方などは、「慢性上咽頭炎」になっている可能性が大きいです。

前回は、いろいろな事情で病院に行けない方へ、自分で簡単に出来る「鼻うがい等」の健康法について紹介させて頂きました。
今回は、それと併せて実施すると更に治療効果が上がる方法を紹介します。

すでに紹介させて頂いていますが、重要な事ですので再度紹介します。
まず第一は、「鼻呼吸」の実践です。
いくらEAT治療、鼻うがいをしていても、口呼吸になっていては口の中が乾燥してすぐに細菌が繁殖しなかなかよくなりません。
そのため、「鼻呼吸」は重要になってきます。

特に、夜寝ているときの呼吸は、自分の意識ではコントロール出来ません。
普段、いびきをかく人や、朝起きたときに口の中が乾いている人は口呼吸になっている可能性が大です。
こうした人は、いくらEAT治療や「鼻うがい」をしてもなかなか回復しません。
そのため夜寝るときは、サージカルテープを貼って、口を閉じた状態にす事をお勧めします。

ただし、それでも口呼吸になる人がいます。
その原因は、口の中にある舌の位置です。
寝ているときはすべての筋肉が緩んできます。
口の中の舌も同様に緩んで下顎にくっついてしまいます。
そうしますと、いくらサージカルテープで口を塞いでも、その両側のテープの隙間から空気が入り口呼吸になります。
ではどうしたら「鼻呼吸」にする事が出来るのでしょう。

その答えは口の周りの筋肉を鍛える事だと、みらいクリニックの今井一彰医師は言っておられます。
そのために考案されたのが、「あいうべ体操」です。
テレビ、その他のメディアでも紹介されていますのでご存じの方が多いと思います。
口を大きく開けて「あ」
口を大きく横に広げて「い」
口を尖らせて「う」
舌を大きく突出したて「べ-」
と一日20~30回繰り返すことにより口の周り及び舌の筋肉が鍛えられて寝ていても舌の位置が上顎につくようになるとの事です。

私も3~4ヶ月実践しましたが「あいうべ」体操だけでは常に舌が上顎につきません。
そのためにこの「あいうべ体操」をもとに元開富士雄歯科院長が改良された方法を3つ紹介します。

一番目は、「かっい~う~べ~」体操です。
喉に魚の骨が刺さった時に発する「かっ」
口を思いっきり横に広げる「い~」
唇の先をつぼめて突出す「う~」
下顎を上に突き上げるように伸ばし舌をまっすぐ尖らせる。舌をやや上の方に突出す。「べ~」
これを一日30回位行う。

二番目は、
舌を軽く上顎に吸い付け口を開き鼻から大きな息を吸う。
口を閉じて息を吐く。
これを一日30回行う。

三番目は、
「ぶくぶく」体操です。
口に少し水を含み、鼻の下を膨らませるようして首を上にそらして、口の中で水をグチュグチュして最後に口をしっかりと閉じごくんと飲み込みます。
これを一日5回行うます。

これだけ出来れば、舌が上顎につくようになるとの事です。
ちょっと大変ですが皆さんも是非挑戦してみて下さい。
三つもありますので、まずは一つ目だけでもよいと思います。
これらを実践していけば必ず「鼻呼吸」が出来るようになるでしょう。

日頃から「鼻呼吸」ができれば、風邪をひくリスクも大幅に減少しますし、「上咽頭炎」になったとしても早く回復していくでしょう。
日頃から、
「鼻呼吸」
「鼻うがい」
を実践して健康度の高い日常生活を送りましょう。
今日もお忙しい中大垣の小周天気功教室に起こし頂きありがとうございます。