今回もお忙しい中、大垣の小周天気功教室におこし頂きありがとうございました。
皆様と、とっても楽しい一時を過ごす事ができました。
今日は、私たちを苦しめる色々な不定愁訴の「根本原因」について考えてみたいと思います。
この教室では、毎回皆さんの体調をゼロサーチでチェックさせて頂いています。
最初に、体調のチェックさせて頂くと多くの方が、頭、目、鼻、首、肩辺りにアドレナリンが噴出しています。
本人に確認すると、頭が重かったり、目が疲れていたり、花粉症であったり、首、肩がこっている等の症状を訴えられます。
それらは、かたよった食事とか、運動不足、飲酒、ストレスなどの様々な生活習慣に原因があると言われています。
しかし先般、「慢性上喉頭炎を治しなさい」という本を読んでいたら、不調の根本原因は、慢性炎症にあると書かれていました。
生活習慣病は、色々な不定愁訴の原因にはなると思いますが、それらの根本原因は「慢性炎症」が大きく影響しているとの事でした。
その中でも、上咽頭にできる慢性炎症が一番多く、それが原因で関連痛となり様々な場所に不調をもたらすとの事でした。
冒頭にも書かせて頂きましたが、生徒さんの体調をチェックさせて頂くと、首から上の部分にアドレナリンが噴出しているのが多く見受けられます。
この本を読んでひよっとして咽頭辺りに炎症がないか、咽頭、扁桃腺をチェックさせて頂きました。
生徒さん同士もお互いに口を開けて咽頭、扁桃腺の辺りをチェックしました。
そしたらどうでしょう。
ほとんどの人が、程度の差はありますが咽頭辺りが赤くなっていました。
問題が無かったのは一人だけです。
他の生徒さんは、喉に全員炎症(赤み)が見受けられました。
ただし、上咽頭の部分までは口を開けただけではみれませんので、そこに炎症があるのかはわかりません。
ただ、口を開けた状態で喉の奥の片側あるいは両側が赤くなっていました。
生徒さんに聞いてみると、強く赤くなっている方の首のあたりに違和感があると言われました。
それを聞いて、この炎症が影響しているのだと確信しました。
症状のない慢性炎症も、若いうちは体力もあり、免疫力もあるのであまり影響してこないと思いますが、年齢と共に、体力、免疫力が衰え更に慢性炎症の期間が長くなってきますので、トリプルパンチみたいにその炎症が効いてきます。
その結果、いろいろな不調が発生するというメカニズムです。
では、どうしたら不調から逃れる事ができるのでしょう。
この本によると、ずばり耳鼻咽喉科に行き「上咽頭擦過療法」(Bスポット、EAT(イート))の治療をしなさい。
と言う事です。
ただし、この治療は、上咽頭に塩化亜鉛のついた綿棒でこすりつけるため瀉血作用等により出血してすごく痛いそうです。
又、ある程度の治療期間も必要になってきます。(1回/週の治療で10回~15回位通う必要があります)
それともう一つ
この治療をしてくれる耳鼻咽喉科の医師が少ないという事です。
なぜなら、この上咽頭処置は単純で医療報酬も少ないので、ほとんどの医師にとっては魅力が少ないからだそうです。
それ以外にも個人的見解ですが、この治療は凄く痛みを伴いますので、病院の悪評に繋がる可能性があります。
それは、その痛みがいづれ治療効果に結びつくことを理解されている患者が少ないからだと思います。
(あの病院にいったら凄く痛い事をされた。あの病院には二度と行きたくない・・・)
そのような事もあり、この治療をしてくれる病院はあまりありません。
ただし、以下の病因で治療して頂けますので、心当たりのある方は治療をされたほうが良いと思います。
慢性上咽頭炎治療医療機関一覧
この慢性炎症があると、いくら気功をしても体調はよくなりません。
気功だけでなくヨガ、太極拳、健康体操をしても、その時は良くなりますがすぐに元の状態に戻ってしまいます。
そのためにも、たいしたことがないから大丈夫だと放置しておかずに早めに治療されることをお勧めします。
今日もお忙しい中大垣の小周天気功教室にお越し頂きありがとうございました。