今回もお忙しい中、大垣の小周天気功教室におこし頂きありがとうございました。
皆様と、とっても楽しい一時を過ごす事ができました。

今日は、前回の続きで、「人生が変わる最高の呼吸法」の書籍の紹介です。
前回の復習になりますが、この本の内容は一口で言えば、過呼吸を無くし適正量の呼吸をしなさい。
と言う事に尽きると思います。

その代表的な方法の一つが、前回も説明しました鼻呼吸です。
これは、説明するまでもなく鼻のみで呼吸する事を意味しています。

もう一つは、呼吸の量を減らす・・・と言う事です。
これには、色々な種類のエクササイズが書籍の中で紹介されています。
一つは、吐いた後に止息を入れる方法であったり
静かで、穏やかで、浅い呼吸をする方法であったり
具体的なエクササイズが何種類か説明されています。

先程から呼吸量を減らす話をしてきましたが、どういう方法でそれをか確認するのでしょう。
その方法として、著者が考案されたのが、BOLT(体内酸素レベルテスト)です。
この方法を使って、自身の現状の呼吸量及びトレーニング後の呼吸量を把握することが出来ます。

BOLT(体内酸素レベルテスト)とは、
1.鼻から普通に息を吸い、鼻から普通に息を吐く
2.鼻を片手でつまむ
3.そのままの状態で息をしたいという最初の欲求を感じるまでの時間を図る
4.欲求を感じた時点でストップ゜ウォッチを止め鼻から手を放し鼻で呼吸する

なお、より正確に測るために以下の点に注意する
1.静かに息を吐いてから止める
2.呼吸筋が最初に反応するまでの時間を図る
3.呼吸筋が反応しない場合は、「息をしたい」強い欲求がでた時点までの時間を図る

なお、息を止める時間の長さを測るテストではないので、決して無理をして息を止めないようにする。
鼻から手を離した時に、大きな呼吸をしなければならないようなら息の止める時間が長すぎる事になります。
引用元:人生が変わる最高の呼吸法(P68~P69)

まぁ、だいたいこんな感じですが、呼吸量を減らすエクササイズは酸素アドバンテージプログラムとして作られています。
これらのプログラムは、BOLTスコアに応じて段階的に強度が上がっていくようになっています。
それについては、実際にこの書籍を読まれて共感される方は実践して下さい。

教室の皆さんは、とりあえず鼻呼吸の実践をしましょう。
昼間は問題ないと思いますが、寝るときは無意識ですので、サージカルテープを張って寝ましょう。
ただし、私が実践した範囲ではこれは、正しい方法でやらないと問題が発生するリスクがあります。
この書籍には、その事は記載されていませんが、寝るときに口呼吸になっている人はそれなりの要因があると思います。
その一つが、鼻づまりであったり
又は、耳鼻咽喉の形状であったり
その他、色々な要因があると思います。

私も、口テープを実践しましたが以下の問題が発生しました。
夜中に目を覚ますと、中指の辺りに痺れがでていました。
中指と言うと心包経にあたります。
循環器系に何か問題が発生している可能性があります。
口テープを外して呼吸をすれば、その痺れは直ぐに回復しました。
体がえらくなったというわけではないのですが・・・・。

口テープにするとどこに問題が発生するのか、寝ている状態でゼロサーチにより自身の上半身をチェックしました。
そしたら、口テープをした時は、喉の辺りからアドレナリンが噴出していました。
これは、何かがあると思い色々原因を色々調べました。
そこで解ったのが、枕の高さでした。

口呼吸では問題ないのですが、鼻呼吸にするとこの枕では高すぎるのです。
結局、枕の高さをゼロサーチでチェックして正しい高さにすれば、口テープを張っても大丈夫でした。
鼻呼吸にするとこういったちょっとした事が影響してくるのです。
勿論、全く問題ない人も大勢お見えになるとは思いますが。

教室の皆さんはそこまでの調整は難しいと思います。
そこで、一つ提案があります。
口テープをする時は、完全に口を閉じた状態ではなく少し唇を開けた位置にテープを張る事をお勧めします。
そうすれば、完全な鼻呼吸は無理ですがこれでもかなりの進歩だと思います。
唇を開けた口テープで問題が無ければ、少しづつ唇の開きを小さくしていきましょう。
併せて、鼻腔を拡張するテープも併用されるとなお良いでしょう。
いづれにしても、一日24時間鼻呼吸を目指して頑張りましょう。
この書籍を読んで思ったことはこんな所です。

今年一年いろいろお世話になりありがとうございました。
来年も素晴らしい一年になる事願っています。

今日もお忙しい中、大垣の小周天気功教室にお越し頂きありがとうございました。
1月は年始早々の5日が気功はじめですのでよろしくお願いします。