今回もお忙しい中、大垣の小周天気功教室におこし頂きありがとうございました。
皆様と、とっても楽しい一時を過ごす事ができました。
今日は、気の感覚について考えてみましょう。
この教室では、最初に気のボールを作る訓練を行います。
そのためには、下半身をほぐし、矢山式小周天基本功で、十分に体を練る事から始めます。
その後、両手の指を合わせて親指から順番に両指を気でつなぎます。
最後は両手の労宮をつなぎ、ふっと力を抜けば「気のボール」を作ることが出来ます。
最初は、出来ているのかわからないですが、練習を重ねてくると色々な感覚が芽生えてきます。
人によっては両手が、
ジン、ジンしたり、
圧迫感があったり、
あたたかくなったり
ゴムで引っ張られたような感じになったり
涼しく感じられたり
色々な感覚が目覚めます。
その感覚を大切にして両手の間にできた気をもむようにしていくと徐々に気のボールが強くなってきます。
このトレーニングを実践していくと、次第に気の感覚が身につくようになります。
気のボールが出来るとそれを任脈、督脈に周回させ小周天の訓練をするわけですが、その前に自分の気の流れを認識する必要があります。
今、自分はどちらの方向に回っているのか認識する必要があります。
チェック方法は、体の前で垂直に円を描くように回します。
お腹から胸の方向に向かって円を描くようにして回したときに良く回り、
その逆に胸からお腹に向かって円を描くように回したときに回りにくければ、
男性タイプの気の流れです。
その逆の場合は、
女性タイプの気の流れです。
小周天気功法での言い方をすれば、
正中線上の督脈を上昇し、任脈を下降する場合は、男性タイプの気の流れです。
逆に任脈を上昇し、督脈を下降する場合は、女性タイプの気の流れです。
しかし、体調が悪く気の流れが悪かったりすると、男性(女性)でも女性(男性)タイプの気の流れをします。
毎回、皆さんに自分の気の流れをチェックして頂いていますが、中々難しくてわからない方が多いです。
その場合は、小周天の「印」を使って周回するエネルギーを増大するとわかり易くなります。
教室では、皆さんに小周天の「印」(手印)を実践して頂き、その感覚を実感して頂きました。
印を組んだ時のほうが小周天の流れが活性化しますのでわかり易くなったかと思います。
その状態で、順方向の周りと逆方向の周りを比較すると通常よりわかり易くなります。
そういった訓練を重ねると、小周天の流れも解るようになりますし気の感覚が研ぎ澄まされるようになってきます。
そうすれば、「フィンガースパイラルサーチ」法も簡単に出来るようになってくるでしょう。
今日もお忙しい中大垣の小周天気功教室にお越し頂きありがとうございます。