立つ、歩く、座る、手を動かす、達人化する。(ヒーリングゼロサーチコース)
・立つ、歩く、座る、呼吸する、手を動かす、
と言う動作の基本中の基本が未発達である事に気がついた。
・これらの基本の動きは、誰にも習っていなかった。
・空手やスポーツのような早い動きでは体の内部を自覚することは困難だが、
気功のようなゆったりした動き、「内視」を行ないながらの訓練を行うと、
最も合理的な動きが「気の通る動き」として自覚されてくる。
・上達の原理、
入力→処理→出力→その効果を入力処理→処理→出力→
その効果を入力処理→処理→出力→を繰り返す。
・手に何かをもって動かす、道具、武道、楽器、さらに人、
その時の対象と自分が一体化するには、
どのように体と意識を使うのか、気を通して対象と一体化する。
1,立つ
1)中指の先を恥骨の上縁にあて水平に動かして体の真横まで持ってくる。
2)そのポイントに労宮を当て両手の骨盤をつかむ。
3)臍をへこませるようにして、尾骨、仙骨を前に巻き上げるようにして、
命門を縦に開く。
4)命門を開いたまま頭頂を天に引き上げるようにして胸を起こし方肩の力をゆるめる。
5)両手のひらを腰に当てて命門を横に広げるようにして両手を前にもってくる。
その時、親指を臍にあてる。
6)親指と人差し指の間の菱形の部位に軽く意識をかける。下丹田を自覚する。
7)足底の感覚に注意して、体を前後に揺らし最も均等に体重がかかるようにする。
8)見えない尻尾を大地に接する。
9)片手を鼻の高さに上げ、息を吸い込むと同時に手を下げる。
息がどこまでも深く入って、手が下がってくる。(呼吸メジャー法)
10)その立ち方で立っていると、頭、頚、肩、の力が抜け、
下丹田とその奥に充実感が生じて楽に立てる。
11)「ゆったり、ふんわり」と指に声をかけると指が自然に伸びてくる
⇒うまく出来ているかどうかの指標。
1)~11)を命門呼吸という
2、歩く
1)ごく楽にたてるようになったら、その感覚を保ったままゆつくり歩いてみる。
2)歩くときに上体の捻転が生じない。
刀を腰に差して歩く、和服を着て歩く、リュックを背負って歩く時、
リュックが左右に揺れない。
3)足が着地したと同時に両側の手が前にでるが、
あまり手の動きは意識しないで良い。
4)この歩き方で歩くと、歩く事自体が良い気功の訓練となる。
3、座る
1)座った状態で立った時にやったように、命門を縦に開き、命門を横に開く
2)呼吸が楽に深く深くなり、頭と肩は軽くなる。
3)この状態が保たれると、知的作業を続けても疲れない・・・頭が良くなるかも。
4、手を動かす
1)手を握ると肩まで力が入り緊張が生じる事を自覚する。
2)「ゆったり、ふんわり」と腕に声をかれながらスワイソー、手はにぎったまま。
3)握った手をゆるめて「ゆったり、ふんわり」でスワイソー
4)スワイソーを続けながら緩んだ腕、肩、肩甲骨の感じを保ったまま、
小指から順に手を握り「ゆったり、ふんわり」のスワイソーを続ける。
5)握った手をゆるめて「ゆったり、ふんわり」でスワイソー
1)~5)を繰り返すと何かある程度強く握っても、、
肩、肩甲骨、背中、腰を「ゆったり、うんわり」のまま保てる。
6)何かの目的を持った動きになると、「すんなり」「ふーん」 (口伝)
7)手指を伸ばすと、やはり腕と体に力が入る。
これを握った時と同時に、「ゆったり、ふんわり」スワイソー。
8)二人で組、自分は自分の手を握る。握られた方は「ゆったり、ふんわり」を保つ、
腕を振られても腕が柔らかに流体になったように力を吸収する。
9)「ゆったり、ふんわり」のままでいると引っ張られても態勢がくずれないが、
腕に力を込めると態勢がくずれる。押されても力を吸収できる。
10)「すんなり」「ふーん」 (口伝)