本日もお忙しい中、矢山式小周天気功教室におこし頂きありがとうございます。
今日も皆様と一緒に楽しく気功することができました。

今日は、小周天法(しょうしゅうてんほう)について解説します。

~身体宇宙を巡る「気」を感得し、天に繋がる~

人間はそれ自体が小宇宙(天)であり、
外なる宇宙が「気」という自然のエネルギーによって運行されているように、
内なる宇宙では、身体の「気」のエネルギーが循環している。
これを訓練によって人間の正中線上を周回させることを、
「小周天法(しょうしゅうてんほう)」と言う。

非常に難しい表現になっていますが、
簡単に言うと、正中線上(人間の中心線)を、
上下に「気」を周回(めぐらす)させる事を言います。

これは、男女で違いがあります。
男性の場合は、ほとんどが頭のてっぺん(百会)から額(印堂)喉(天突)と下降し、
その後、お尻(仙骨)腰(命門)・・最後は後頭部(脳戸)百会に戻ります。
女性の場合は、ほとんどが男性と反対の周りをします。

なお、中国医学の古典では、小周天法を達成できれば、諸病は癒えると述べられている。

Y・H・C矢山クリニック院長矢山利彦氏は、
この訓練法を「気のボール」を使って容易に達成できる方法を確立されました。
教室では、これをもとに気のトレーニングを実践しています。

次に、小周天法を達成するためのステップを順に説明します。

1.歪のない柔軟かつ強靭な脊髄を作る事。(基本功)
2.気の感覚を体得すること。(気のボールを作る)
3.気のボールの強化と運行技術を体得すること。(腕周天法)
4.まず下行する経絡を活性化したのち、上行する経絡を活性化すること。(小周天法)
5.小周天での「気の流れ」の男女の違いを認識すること。

今、教室では、1と2を主に訓練しています。
これらが出来るようになってくると、3以降に進んで行きたいと思います。