今回もお忙しい中、大垣気功教室におこし頂きありがとうございました。
皆様と、とっても楽しい一時を過ごす事ができました。
今回も、「暮らしに生かす気功法」シリーズの続きを紹介します。
四回目は、
気を知るためのテスト「気-筋力反射」下丹田の場所を正しく知る
丹田を練る、丹田がすわっている、という言葉が表す様に、臍下丹田は、ただの下腹部の一部分だけではなく、精神的状態や能力の表現でもありました。
武士道の時代には、いざという時に働く丹田の力のほうがアタマの善し悪しより大切だったようです。
近代になり西洋の知識を吸収することが至上命令となった時代では、丹田の力よりアタマの知識のほうが優先されるようになってきました。
学校教育でも社会でも丹田を練る事は忘れられ、丹田の力を日本人はなくしつつあります。
丹田の力を養うには、まず丹田の位置を正しく知る必要があります。
気を知るためのテスト「気-筋力反射」
気のエネルギーそのものを、見たり測ったりは通常出来ません。しかし、その効果を確認することは、ほとんどの人がすぐに出来るのです。
そのためのテストが「気-筋力反射」です。
人間には、気の力が高まると筋力が強くなり、気の力が弱まると筋力が低下するという反射が組み込まれている事が、気の研究からわかってきました。
「気-筋力反射」による下丹田の見つけ方(二人一組で行います)
- 左右どちらの手でも良いのですが、腕を水平にのばして、誰かに肘のあたりを上から押し下げてもらいます。この時の腕の力を覚えておいて下さい。
- 次に、反対側の手の指先を、臍下の指3本分くらい下の位置に軽く当て、そこから天地に満ちた素晴らしいエネルギーを吸い込むとイメージして下さい。
もう一度、水平に伸ばしてあるほうの腕を誰かに押し下げてもらいます。
そうすると、水平に伸ばした腕に力が入り、簡単には押し下げれないようになります。 - 指先の位置を上下に少しずらして、水平に伸ばした腕の力が最も強くなるポイントを探して下さい。
そこが、下丹田の正確な位置です。
この位置が自覚出来たら一日一回、3分間位下丹田に軽く意識を集中して、そこから吸う息に合わせて気のエネルギーを吸い込むイメージをしながら腹式呼吸をして下さい。
丹田が段々ねれて、丹田がすわってきます。
今日も丹田呼吸をして、丹田を練る練習をしました。
まだまだ、呼吸が浅くて胸式呼吸になっている方がみえますので、次回は「筋-筋力反射」を使って下丹田の位置を正確に調べてから丹田呼吸法の実践をしましょう。
第四回目はこれで終わりです。
丹田が練れてくると非常に元気になり、病気になりにくい体になっていくでしょう。
今日も忙しい中、大垣気功教室におこし頂きありがとうございました。