今回もお忙しい中、大垣気功教室におこし頂きありがとうございました。
皆様と、とっても楽しい一時を過ごす事ができました。

今回も、「暮らしに生かす気功法」シリーズの続きを紹介します。
二回目は、

股関節通を治す腹筋運動

肥満傾向にある中高年の女性の60~70%は膝に多少なりとも痛みを持っています。
従来は膝関節への薬物注入や、最も重症例では人工関節に置換する手術が行われていましたが、全身をみながら原因を追究した結果意外なことがわかってきました。

それは膝関節通は、腹筋が弱いために生じているということです。
女性は出産を繰り返すうちに伸ばされた腹筋がたるんだまま元にもどらなくなるようです。
それと同時に腰が前に反った体型となってきます。

こうなると足が開いて膝頭が正面から外に向かった格好になってきます。
膝は前後に自然に開いている限りでは、死ぬまで痛まないようになっているはずですが、膝頭を外に向けた状態で前方に歩くと膝関節には内外方向の不自然な動きが生じ、特に内側には余分な力が加わります。

この歩行が何年も続いて膝関節がいびつに擦り減った結果、痛みを伴う変形性膝関節症が起こってくるのです。
一度変形した関節はすぐには元に戻りませんが、痛みは軽くすることができます。

それは、弱った腹筋を強くして、腰の前への反りをなおし、膝頭がきれいに正面を向くような足腰にすればよいのです。
実際に、人工関節手術が必要と言われた女性が腹筋を鍛えることにより、膝の痛みが全く消失し、歩行も非常に楽になった例もあります。

  1. 膝を90度にして仰向けになる。この時両足は肩幅くらいで両手はまっすぐ伸ばす。
  2. ゆつくり息をはきながら、へそをみるようにして起き上がる。
  3. 上体を一回も起き上がらせることが出来ない人は、出来るだけ上がればよい。

目標は、30回起き上がること。はじめは10回を一日3回行う。
無理なく続けると三ケ月でほとんどの人が30回の腹筋運動が可能となり、スタイルの改善、便秘の解消も起きてきます。

第二回目はこれで終わりです。
この体操が少しでも膝関節持ちの方の改善につながれば幸いです。

今日も忙しい中、大垣気功教室におこし頂きありがとうございました。