●「気のボール」作り方の解説
【事前準備】
①両手のひらを少し熱くなるくらいにこすり合わせます。
このとき指と指を軽く組み合わせて、指の側面もこすり合わせます。
右手のひらを左手の甲に乗せて同様に。
次に左手のひらを右手の甲に乗せて同様にこすり合わせます。
②右手の親指と人差し指で左手の親指の爪の両端をつまんで少し強く10回もみます。
順に人差し指から小指まで爪もみしたら、反対に左手の親指と人差し指で右手の爪をもみます。
こうすると指先まで血行がよくなってきます。
【作り方】
①両手のひらの指先をぴったり合わせて、両手の間にきれいな球形の空間をつくります。
②指先をそっと離して母指から小指まで順番に両方の指先を動かしていくと、指先がムズムズしたり、ジンジンする感じがでてきます。(両手の母指から小指までを順番に繋いでいきます)
③5本の指先が繋がったら、全部の指先を動かすと、指全部が繋がった感覚が生じてきます。
④次に片手の母指と小指を近づけるように動かすと、掌の労宮と言う部分が軽い緊張感やムズムズした感じが生じてきます。同様にもう一方の手も動かし労宮を活性化させます。
最後に両手の指先をボールを揉むように動かし労宮を繋ぎます。
⑤その後、指先の意識をフーとはずすと、そこにはみえませんが、フワフワしたり、反発感、ジンジン感、熱感、スーとした涼感を伴った「気のボール」ができます。
⑥この「気のボール」を両手がフリーの時はいつでも作れる練習を続けます。
こうしてはじめは、気のせいかなと思うほどのかすかな感覚だったものが”明確”な実態とし「気のボール」を作れるようになってきます。
「気のボール」は、体調不良のとき、精神不安定なときにはできにくいので、「気のボール」を作ることは、心身の状態を知る指標として使うこともできます。